知らなきゃ倒産の危機。。ファクタリングのトラブルのまとめ!

法外な手数料を取られてしまった...

 

資金繰りを改善するために使ったのに逆に倒産の危機に...

資金繰りに苦しむ会社経営者の方が目を覆いたくなるようなトラブルが実際に起きています。

これはファクタリングに限らず「知らないと損をする」「知らないとトラブルに巻き込まれる」ということはあります。

ファクタリングを一切使わない方がいいということではありませんが、トラブル例を知っておくことで回避できるものなので、こんな悲惨なことにならないように是非最低限の知識はつけておきましょう。

 

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トラブル例①:手数料の額が高すぎる

ファクタリングは短期間で事業資金を調達できる一方で、銀行融資の金利に比べると手数料の額が高いことで知られています。

これはいわゆるトレードオフの関係にあり、スピードを重視する代わりにコストが掛かっているわけですので、両者のメリット・デメリットをきちんと理解した上で使いどころさえ間違えなければ問題ありません。

ファクタリングのメリット・デメリット

ファクタリングの手数料

ただし、手数料の額があまりにも法外で高すぎる場合はこの限りではありません。

ファクタリングの手数料は一般的に以下のようになっています。

  • 3社間ファクタリング・・・1% ~ 10%
  • 2社間ファクタリング・・・10% ~ 30%

30%を超えるような手数料では、今回資金を調達できたとしても今後の資金繰りに影響を及ぼすことは明らかです。

背に腹は代えられない状況であり、一度だけの利用で資金繰りを改善する見込みがあるのであればやむを得ませんが、そういった事情がなければ注意してください。

ファクタリングの手数料や税金は?

ファクタリングと掛け目

全ての業者ではありませんが、ファクタリングでは「掛け目」を設定して売掛金の価値を額面全額より低く換算して計算されることがあります。

MEMO
100万円の売掛債権の買取を例にした場合、掛け目が8割であれば80万円の価値のある売掛金として計算される。

掛け目の設定によって調達できた資金が少ないだけならば資産の目減りではないので大丈夫ですが、手数料として取られる金額が大きければ御社の資産がその分減ることになります。

あとで調達資金が少なすぎるとならないように、掛け目(または留保金)の存在については契約前にしっかり確認しておきましょう。

悪徳業者とファクタリング手数料

悪徳業者は最初から手数料を高く設定しているとは限りません。

彼らのやり口は最初に魅力的な低金利で顧客を集めた上で、審査に通らないだの何だのと難癖をつけて手数料を高めてきます

資金繰りに焦る気持ちは分かりますが、手数料が高すぎると感じた場合には他の業者にも当たってみましょう

 

トラブル例②:遠方からの申し込み時は要注意

遠方からの申し込みを利用した卑劣な悪徳業者のケースもあります。

顧客が来社する前には手数料を低めに伝えておいて、いざ契約となるとその手数料では取引ができないと言い出す悪徳業者も存在します。

遠方からお金をかけて来ているという弱みにつけこんで、正常な判断をしにくくさせられてしまうため、泣く泣く高い手数料で契約してしまいかねません

遠方の業者の方が条件がいいということは確かにあるので近場の業者だけを使うようにということは言えませんが、信頼できる業者であることの事前の確認は要チェックです。

 

トラブル例③:債権譲渡通知を勝手に取引先に送付

ファクタリングには売却対象となる売掛金の売掛先(取引先)に通知する3社間取引と通知しない2社間取引とが存在します。

3社間ファクタリングと2社間ファクタリングの仕組みを理解されていない場合にはこちらを参考にしてください。

2社間・3社間でのファクタリングの違い

債権譲渡通知の送付

取引先に自社の経営悪化を知られたくないという理由で2社間取引を選ぶ場合は多いかと思いますが、それにも関わらずファクタリング業者が勝手に債権譲渡通知を取引先に送付することがあります。

内容証明郵便で取引先へ通知されるほか、契約時に日付の記載がない債権譲渡通知書に署名させられる場合もあります。(後者の場合には悪徳業者の可能性もあり少し要注意です)

もちろん何の理由もなく債権譲渡通知を送付されるわけではなく、御社からの売掛金支払いが遅れてしまう場合に起こります

2社間取引では速やかに支払いを

2社間取引では売掛先からの支払いは一旦御社の口座に振り込まれるため、その後ファクタリング事業者へ送金する必要があります。

資金繰りが厳しいためにその入金を他の支払いに充てたくなる気持ちは分かりますが、それをやってしまうとファクタリング会社から重要取引先に債権譲渡通知書を送られてしまう可能性があります。

信用問題に発展するので取引先からの契約解除、それに伴い倒産危機に陥るという可能性がありますので注意しましょう。

 

トラブル例④:ファクタリング業者が反社会的勢力

ファクタリングは貸金業ではないために、貸金業法の適用がありません。

貸金業としての登録や貸金業法の定める資格取得者の設置などが必要ないために参入障壁が低くなっており、それが故にファクタリング事業者の中には悪徳業者が混ざっています

【必見】ファクタリングの詐欺、悪徳業者の手口を徹底暴露!

悪徳業者に引っかかってしまった際のトラブルとしては大きく以下の2つが考えられます。

  1. 高金利での貸し付けが始まり経営が更に悪化
  2. 反社会的勢力との繋がりで取引先の契約打ち切り

悪徳業者はファクタリング事業を隠れ蓑にして高利貸しを行ってきます。

ファクタリングから徐々に貸金へと移行する場合や、当初から売掛債権を担保にした貸金の場合もありますが、いずれにせよ御社の経営状況は確実に悪化していきます。

また、先ほどの債権譲渡通知が重要取引先に送付されてしまうことで、反社会的勢力との繋がりを持ったとして契約解除になる可能性もあります。

悪徳業者には絶対に捕まらないように、手数料の安さだけに目を奪われず信頼のおける業者だけと契約をすることが重要です。

悪徳なファクタリング業者の儲けのからくりを騙されないように

 

まとめ

「知らなければ倒産の危機」としてファクタリングで起こりえるトラブルまとめを確認してきました。

  1. 手数料の額が高すぎる
  2. 遠方からの申し込み時は要注意
  3. 債権譲渡通知を勝手に取引先に送付
  4. ファクタリング業者が反社会的勢力

やはり一番重要なのは信頼できる優良業者とのみ契約をすることに尽きます。

手数料の安さはファクタリングを利用する上で最も重要なファクター(要因)だと思いますが、まず大前提として業者としての信頼性を見極めることが重要です。

ファクタリング会社全てが悪い会社ではありません。ただしこういったことをする輩が存在することも事実。

トラブル無くファクタリングを利用した経営者仲間など、信頼できる人から紹介された業者を選ぶのが一番です。