頑張ってくれている従業員に給料が払えない...
取引先にも多大な迷惑をかけることになる...
いつも支えてくれてる家族に何て言えば...
あなたが会社倒産の危機に直面しているとしたら、頭を悩ませているなんていう言葉では表すことのできない焦燥感、喪失感、絶望感を感じていることと思います。
そんな時こそ一人で抱え込んではいけません。
会社倒産の危機を回避するための方法をお伝えする前に重要なことを一つ。
何があっても絶対にサラ金や闇金などからお金を借りないでください
会社倒産の危機と言った場合、原因はともあれ資金繰りが厳しくなっているはずですね。
「今月さえ乗り消えれば何とかなるはずだ」と考え一度でもサラ金やヤミ金融へ手を出せばそれこそ倒産まで一直線です。
資金繰りが厳しくなっているのであればファクタリングという資金調達方法があります。
赤字経営・債務超過・税金滞納などに陥っている企業でも資金調達ができ、中小企業の資金繰りの打開策として経済産業省が後押ししている制度です。
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会社倒産の危機を回避するための方法
倒産危機のようなピンチな状況ほど一度冷静になって対処方法を検討するべきです。
まず一度「す~は~」と深呼吸をして、それから読み進めてください。
事業資金の確保が最優先
会社倒産の危機を回避するためにまず必要なのは事業資金の確保です。
どのような状態が「倒産」となるかについては様々なケースがあります。
会社更生法や民事再生法に規定されている再生手続きを自ら申し込む以外の強制的にビジネスの世界から退場処分を下されてしまうものの一つに「手形の不渡り」があります。
6ヶ月以内に2度の不渡りを出したことで銀行取引停止
これによって即倒産というものではないものの、銀行取引停止処分を受ければ実質的に会社経営が立ちいかなくなるものです。
手形取引ではなくても、債権者に対する支払いが出来なくなった状態にあることは間違いなく、現状頭を駆け巡っているのは「自社の置かれた状況でどうやって資金調達できるか」ではないでしょうか。
融資が無理でも諦めるのはまだ早い
「資金調達したくても融資が受けれる可能性はほぼない...」という中小企業は多いでしょう。
融資は
- 会社の経営状態が健全か
- 返済の可能性があるか
という点が見られますので、倒産という二文字が頭をよぎるような状況での銀行融資や公的融資は引っ張れないでしょう。
そして3週間~1ヵ月もの間融資が下りるかどうかも分からずに待つなんていう時間的猶予もないことが多いかと思います。
そのような状況に追い詰められた会社経営者の頭をよぎるのが「サラ金」「闇金」からの融資です。
駄目だとは分かっていながら背に腹は変えられないとして借りてしまう人がいますが、そこから復活できる可能性は限りなくゼロになってしまいます。
融資ではないファクタリング
冒頭でも触れましたが、ファクタリングという資金調達方法が存在します。
資金調達と言うと融資を思い浮かべると思いますが、ファクタリングは貸し付けではありません。どちらかというと資産の売却に当たります。
資産の売却と言えば、不動産の売却などで資金調達を図ることが思い浮かびますが、ファクタリングでは取引先からの入金待ちの状態にある売掛金を譲渡します。
売掛金の売却という性質から赤字経営・債務超過・税金滞納に陥っている企業でも利用することができるというのが融資との大きな違いで、新たな資金調達手段として注目を浴びています。
資金繰りに困っている中小企業経営者にとって、倒産危機回避の切り札となり得る制度です。
会社再建のためにするべきこと
ファクタリングでの資金調達と並行して、会社再建のために倒産危機の原因を見極めましょう。
倒産危機の原因3つ
倒産危機に直面している御社の会社は以下の3つのどこに問題があるでしょうか。
- 赤字体質の経営をしている
- 債務超過の状態に陥っている
- 資金繰り
それぞれ内容を確認していきましょう。
赤字体質が原因で倒産しそう
赤字体質になっている会社では、経費に対する考え方に問題があるということが言われます。
黒字体質の会社経営者が
「売上は利益から経費を引いたもの」
と意識しているのに対して、赤字体質の会社経営者は
「経費をこれだけ掛けた結果、売上がこれだけ上がった」
という認識をしていることがあるとされています。
御社がどのように経費と付き合ってきたかは分かりませんが、現状赤字体質になってしまっているのであれば経費削減の意識を持つことは必須と言えます。
具体的にはリストラということが考えられると思いますが、余剰人員のリストラ以外にも、不採算事業からの撤退など赤字の原因となっている「事業」「業務」「人員」を的確に整理していくことが必要です。
直近の資金繰りを何とか改善するだけであればファクタリングによる資金調達で乗り切ることも出来るでしょう。
しかし、赤字体質である以上は一時的な資金調達では根本的な改善とはならないことを忘れてはいけません。
直面した資金難を何とか乗り切りながら、そもそもの赤字体質から抜け出せるように現体制の再構築が求められます。
債務超過が原因で倒産しそう
債務超過というのは赤字体質と似ていますが、会社の資産をすべて売却しても負債を返済しきれない状態のことを言います。
1年程度赤字経営が続いていても、資本金などが多く会社体力が強い場合もあると思います。
それに比べて債務超過は既に負債が資産を上回っている状態ですから非常に危険なのは言うまでもありません。
債務超過=倒産ではないものの、財務に関する資料を見れば債務超過はすぐに分かりますので銀行が融資をしてくれることはありません。
上場企業であれば債務超過が一定期間続けば上場廃止になりますよね。
更なる事業資金の調達が出来なくなるというのはビジネスの継続性において致命的ですので、本業での黒字をとにかく高めていく必要があります。
それが出来たら既にやっているという声が聞こえてきそうですが、必要に応じて会社再建を専門にしている外部の専門家にアドバイスを求めることも視野にいれられると良いかと思います。
資金繰りが原因で倒産しそう
倒産は不採算事業だけが原因で起こるわけではありません。
本業での売上がきちんと立っているのに、資金繰り(キャッシュフロー)に問題があり手元に現金がなくなってしまうことでも倒産は起こりえます。
俗にいう黒字倒産というやつですね。
2ヶ月、3ヶ月すればまとまった入金の予定があるという場合でも、手形や小切手の不渡りを出してしまえば倒産の可能性はあります。
経営者としては非常に不本意というか、悔しい状況下での倒産となってしまう黒字倒産。
キャッシュフロー経営ということが言われて久しいですが、現金は企業が存続するため・事業を継続するための潤滑油となります。
一方で企業間取引は掛け取引が主流ですので困ったものです。
先ほどからご紹介してきているファクタリングは黒字倒産の危機にこそ役立てたい資金調達方法です。
本業での売り上げには問題がなく直近の資金繰りだけが危ないのであれば、売掛金の売却で迅速に資金を調達して危機を乗り切ることが可能です。
まとめ
会社倒産の危機を回避するための方法として事業資金の調達方法を見てきました。
倒産危機にどれくらい直面しているかによっても取るべき戦略は変わってきますが、融資の可能性がないようであれば一度ファクタリング利用を検討してみると良いかと思います。
ファクタリングは手数料が若干高いので常用利用するのはどうかと思いますが、ピンチの時に利用する分には非常に使い勝手がいいのは確かです。